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先日、『千の風になって』と言う歌を聴き、遅ればせながらハマっている。この歌を聴いた時に、『ロング ブラック ヴェール』と言うカントリーソングを思い出した。この二つのナンバーに共通するのは、共に"この世から既に去った人間"の観点から歌われていること。 『ロング〜』は、カントリーバラードで、殺人容疑をかけられた男がアリバイ証明を求められるが、自分のアリバイ証明は、同時に親友の妻との関係をも証明してしまう事になる。その為彼は、語るをせず絞首刑を受け入れ、二人の秘密を自分の墓場に持ち込む事を決めた。 元々この曲は、カントリーミュージシャンのレフティ・フリッツェルが50年代末に発表したものだったが、僕が初めて聴いたのは米国に来る少し前で、ジョニー・キャッシュ(映画"ウォーク ザ ライン"は彼の人生を描いた作品)のフォルサム刑務所のライブバージョン。また、デイブ・マシューズ、エミルー・ハリス、ザ・バンド、ボブ・ディラン等がカバーしている。 <<実際に刑務所で行われたライブを収録した名盤>> 作詞・作曲はダニー・ディルとマリジョン・ウィルキンという二人のミュージシャンで、曲のインスピレーションは、未解決の神父殺人事件、レッド・フォーリーのカントリーソング"God Walks These Hills With Me"(神とこの丘を歩く)、そして、ルドルフ・バレンティノ(サイレント映画の名優)の墓を頻繁に訪れていた黒いベールをまとった謎の女性。 <<『シーク』や『血と砂』等のサイレント期の名優、ルドルフ・ヴァレンティノ>> 禁じられた恋の善悪は別にして、適切な表現ではないと怒られそうだが、僕は、この曲に非常に深いドラマとロマンを感じられずにはいられない。短い曲だが、映画を一本作れるくらいのドラマの詰まった"濃い"一曲だと思う。敢えてもう一度言わせてもらうが、善悪は別にして。 日本語の歌詞を探したが見つからなかったので、僕なりに訳してみた。 ------------------------------------------- "LONG BLACK VEIL" Ten years ago, on a cold dark night Someone was killed, 'neath the town hall light There were few at the scene, but they all agreed That the slayer who ran, looked a lot like me The judge said son, what is your alibi If you were somewhere else, then you won't have to die I spoke not a word, thou it meant my life For I'd been in the arms of my best friend's wife Chorus She walks these hills in a long black veil She visits my grave when the night winds wail Nobody knows, nobody sees Nobody knows but me Oh, the scaffold is high and the eternity's near She stood in the crowd and shed not a tear But late at night, when the cold wind mourns In a long black veil, she cries ov're my bones 冷たく暗い、10年前の夜 役所の光の下である命が奪われた 確信無くとも、皆オレがやったと 逃げた男がオレにそっくりだったと 判事は『あの夜、お前さん何処にいた? アリバイがあれば死なずにすむぜ』と でも、オレは黙した あの夜、親友の妻の腕の中にいたなんて言えなかった 彼女は黒いヴェールをまといこの丘を歩く 彼女はオレの墓にやって来る 風が嘆く夜に 誰も知りやしないし、見てやしない 誰も オレ以外は そびえ立つ絞首台 永久(とわ)はそこに 群衆の中に涙見せずに立ってる愛しき人 でも、冷たい風が嘆く夜 黒いベールをまとい 彼女はオレの骨に涙を零す ------------------------------------------------ 以下にて、いくつか違ったそれぞれのバージョンを視聴できるので、聴いてみてください。個人的には、ジョニー・キャッシュとデイブ・マシューズバージョンが好きです。 レフティ・フリッツェル http://youtube.com/watch?v=50k18gL76AU ジョニー・キャッシュ withジョニー・ミッチェル http://youtube.com/watch?v=pALSKcWcVEk&feature=related デイブ・マシューズ with エミルー・ハリス http://youtube.com/watch?v=tA3RKUHhN5A&feature=related ザ・バンド http://youtube.com/watch?v=s4-ixeR1sdA&feature=related <<映画"ウォーク ザ ライン"。若かりしジョニー・キャッシュと彼の2番目の奥さんジューン・カーターの物語。監督は、『17歳のカルテ』、『ニューヨークの恋人』、最近では『3:10 to Yuma』(邦題が分かりませんが、57年の西部劇のリメイク。面白かったです)で知られるジェームズ・マンゴールド>> |
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私はこのブログを見て“Jupiter”を思い出しました。先日、NHK の特集番組で歌がいろんな人を励ますという番組があってましたがその時に新潟県地震で山古志村の人たちが希望を持てたというコメントが凄く感動しました。http://www.youtube.com/watch?v=S1g2w9OMSR0&feature=related |
キャサリーンマリー 2008/01/22 11:30 |
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