"La Lumiere et l'Ombre"

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zoom RSS 明けましておめでとうございます!

<<   作成日時 : 2010/02/19 12:56   >>

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<<昼休み中、携帯カメラで、向かいにある池を金網越しにパチリ。>>

どうも、日本の皆様、2010年明けましておめでとうございます。去年に続いて、今年も新年の挨拶が遅れてしまいました・・・。

年が開け、意外にゆっくり出来ず、2本の映画をday player(メインのクルーではない、いわゆる追加クルー)として、行ったり来たりしていた。一本はキアヌ・リーブス主演の『Henry's Crime』コメディー作品で、共演は『ゴッドファーザー』、『イレイザー』、『ミザリー』等で知られるジェームズ・カーン、そして、『オータム イン ニューヨーク』、『ディパーテッド』等で知られ、今年のオスカー助演女優賞に『マイレージ、 マイライフ』(3月20日日本公開)でノミネートされているヴェラ・ファーミガ。
もう一本は、『It's Kind of A Funny Story』。監督は3年前インディー映画『ハーフ ネルソン』(『きみに詠む物語』のライアン・ゴズリング主演)のライアン・フレック。今回、両作品共にメインのクルーではなかったので、外での作業が多く、『It's Kind~』ではクレーンで空中に毎日上がりっぱなしだったが、これが、また・・・、サブ痛かった!!!


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<<普段クレーンで上がる時はオニギリを作るのだが、毎朝4時起きだったので、炊き立てご飯をタッパに詰め込みシソワカメをふりかけて、簡単朝食。>>


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<<景色を見ながら食うのも良いかと思いきや寒すぎて・・・。>>

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<<なので、電気ヒーターの前に座り込んで、頂きやっす!>>

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<<クレーンの籠の中は、ゆっくり寝そべる事が出来る。また、周りをブルーシートで包んでいるので、直風は避けられる。が、やっぱり寒い。>>

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<<この日は靴下を二重履きするのを忘れ、爪先が痺れるくらい寒く、ヒーターで暖めなければならなかった。>>

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<<これは、僕の"コーヒー/軽食"用エレベーター。地上で待機している他のクルーが地上で軽食サービスが出るたびに、「何か食うか?何か温かい飲み物いるか?」と無線越しに聞いてくれ、ロープで40m下まで下ろす。僕は、果物とコーヒーしか口にしないのでこんなに小さいが、他のクレーンの連中はピザ、サンドウィッチ等を受け取る為、酒屋のビールケースくらいの籠を使っていた・・・。トイレは、デッカいペットボトル・・・。>>

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<<たまに甘いものが欲しくなる。>>

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<<日が暮れだすと地上からは見えない、綺麗な夕焼け。>>

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<<日が暮れちょっと風が出て来て、クレーンが揺れだしたので、籠に組んでいるライトの安全チェック。この高さから物が落ちて人に当たれば大変な事に。>>

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<<昨年、"WHITE COLLAR"の撮影中、クルーが乗ったクレーンにトラックが接触する軽い事故が起きた。見ると交通整理用のコーンが一つになっている。朝は3つあったのに・・・。地上クルーに頼んで5個置いてもらった。すぐ後ろがバス停・・・。>>


12月のクリスマス前に、3ヶ月以上続いたTVドラマ『White Collar』の撮影も無事に終了。そして、視聴率も中々良く、めでたい事にシーズン2の製作も決定!!! 撮影開始は、4月15日より、長丁場の8ヶ月間の予定で、合計のエピソード数もシーズン1の全13話からシーズン2は全22話!ただ、僕は悩みに悩み抜いた末、シーズン2には参加しない事にさせてもらった。本当に悩んだ・・・。給料も良かったし・・・。(苦笑)

今回初めて長丁場のTVドラマを丸ごと1シーズンやらせてもらったが、正直・・・、どことなく個人的に物足りなかった。決してプロダクションチームが悪かった訳ではない!実際非常に良くまとまった素晴らしいチームで毎日が楽しかった。ただ、映画のライティングに比べて、予算、時間の関係で、しっかり作り込むライティングが出来ないという長丁場のTVドラマ制作ならではのプロセスが、僕個人的にはどうしても物足りなさになってしまった。

昨年は『White Collar』の撮影に参加する直前まで、メジャー作品、インディペンデント作品を数本立て続けにやらせてもらった。その疲れも出ていたせいか、『White Collar』の撮影に入って最初の一ヶ月間、凄く楽で楽しかった。でも、一ヶ月を過ぎると逆に退屈さ、そして「まだまだ、僕は若くて沢山勉強しないといけない事があるのに、こんな楽な仕事していていいのか?」という不安が少しずつこみ上げて来た。

映画の方がTVドラマより良いとか悪いとかの問題では決してない。自分の目標を達成するのに、どちらをやった方が勉強になるのかという問題だ。僕は将来的に、シネマトグラファー(ライティングカメラマン)として、欧米作品を撮りたいという目標がある。その為には、多少給料が安くなってしまっても、自分のやりたい分野、つまり映画のライティングを勉強し続けなければとならないというのが、最終的な結論になった。映画とTVドラマでそんなにライティングが違うのかと思われるかもしれないが、全く違うのです。映画は平均的に撮影期間が2〜4ヶ月、上映時間が約2時間、そして劇場のスクリーンが大きい為に大雑把なライティングは、顕著に現れてしまう。フィルムで撮影された作品は特にそうだ。しかし、TVドラマは、製作/撮影期間が長期に渡り、脚本のページ数も映画の脚本に比べて何倍にもなる。必然的に、ライティングにかける時間を押さえざるをえなくなる。

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<<『It's Kind~』のファンタジーシーンの為に作られた、電球壁。>>

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<<使用した電球の数は2700個。全てコンピューター制御の調光器にプログラムされ、文字も書ける!>>

僕も今回ドラマをやるまで、こんなにライティングに割く時間を短くせざるをえないのかと驚いたのが正直な所である。確かに仕事なので、好きな仕事ばかり選んではいられない。ただ、僕はこの世界ではまだ若いし、独身。自分中心に生活が出来る今しか、出来ない経験というのがある。それを、出来るのが、映画なのだ。TVドラマは契約がほぼメジャースタジオ映画との契約と同じで給料も良い。でも、長いスパンで考えると、今は自分の目標から逸れてまで、お金だけで仕事を選ぶのは性急過ぎると感じる。勿論、お金は大切だが、あとでその分取り返す事が出来る。でも、今しか出来ない経験は、取り返す事が非常に難しい。

ウチの母親が、昨年12月の僕の誕生日にメールを送って来て言った。『男の30代は、畑を耕して、種を沢山蒔いて、しっかり水をあげる時期。それが、40代に入って芽が出、花が咲く』と。現在第一線で活躍するシネマトグラファー達の多くは、皆30代の時に一番良い経験をして40前後から表舞台に出始めた。映画の方が体力的には大変だが、そこで苦労して学ぶ事というのが、僕にとっての種蒔きだし、その種もきっと上質の良い花の種だと信じて頑張って行こう。
















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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
そちらにはほっかいろはあるといってましたね。
ほっかほっかのご飯を入れるお弁当箱はないの?送ろうかしら???
キャサリーンマリー
2010/02/19 23:46
ほっかいろは、数年前にミサちゃんが送ってくれたやつとあなたに送ってもらったやつが山のように・・・。使用期限切れてても使えました。弁当箱は送らなくても良いです。今からは暑くなって弁当も持って行けなくなるので、おにぎりくらいは持って行くけど。仕事先ではほとんど昼食は食べないので。
Mr.Y君
2010/02/25 10:58

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