"La Lumiere et l'Ombre"

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zoom RSS New Yorkもすっかり秋・・・

<<   作成日時 : 2010/11/12 22:59   >>

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前回の更新から早3ヶ月、今年も残すところ約一ヶ月半。ニューヨークもずいぶん肌寒くなってきた。個人的には、秋と冬が大好きで、特に秋口は非常に過ごしやすいので毎日が快適だ。

現在はメジャー作品"Man On A Ledge"(崖っぷちの男の意)を2週間前から撮影中。主演は昨年世界中で大ヒットしたジェームズ・キャメロン監督の『アバター』で主演を演じたサム・ワーシントン、『スパイダーマン』シリーズのエリザベス・バンクス、『リトル ダンサー』で炭坑の街で女性だけのダンスとされていたバレエに夢中になりプロのバレエダンサーを目指す少年を演じたジェイミー・ベル、『ミリオンダラー・ベイビー』『ハートロッカー』のアンソニー・マッキー、『プライベート・ライアン』等で俳優として活躍し、自らも監督として『サイドウォーク・オブ・ニューヨーク』等故郷NYを舞台にしたロマンティックコメディ作品を何本も監督しているエドワード・バーンズ、『告発』『フェノミナン』のキーラ・セジウィック、そして、『アポロ13』『ザ・ロック』『トゥルーマン・ショー』等名作で抜群の存在感を醸し出すエド・ハリス。

ストーリーは、元NY市警の警官(サム・ワーシントン)がマンハッタン、ミッドタウンのルーズベルトホテルの窓の外淵に立ち自殺願望の騒ぎを起こし、自分の無罪を証明しようとするが・・・。というもの。

今回僕にとって一番嬉しいのは、今年の初めにキアヌ・リーブス主演の『Henry's Crime』で短期間だったが一緒に仕事をする事が出来たシネマトグラファー(ライティング・カメラマン)ポール・キャメロン,ASCと再び仕事ができるという事。ポールはこれまで、マイケル・マン監督、トム・クルーズ主演『コラテラル』、トニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演『マイ・ボディーガード』『デジャブ』、ニコラス・ケイジ主演『60セカンズ』を撮ったアメリカでもトップのシネマトグラファー。一緒に仕事していて、技術的な事で言えば、とにかく大胆なライティングが目立つ。ライトの質もハードかソフト、その間がない。カメラの動きもとにかく大胆だ。


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<<マンハッタンのミッドタウンにあるルーズベルトホテルの屋上に建設されたセット>>


また、今回はメジャー作品で予算は30億円、アメリカ映画にしては大作ではないが、それなりの予算があり、特殊構造のセットを実際のルーズベルト ホテルの屋上に建設し、ホテルのロビーやキッチンを貸し切りで夜間撮影、また、週末はホテル周辺を完全封鎖して撮影している。今月一杯ロケーションでの撮影を行い、12月初旬から最終日、一月下旬まではスタジオ内に建設されたセットでロケーションでは許可の下りない撮影を行う。


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<<この角度からは分からないけど、トラスでの作業をする時は、すぐ後ろにフェンスも囲いも無いので、地上を歩く人がありのように小さく見える。安全第一!>>


個人的にさすがアメリカ映画と思うのは、ホテルの屋上に建設したセットだ。現時点で詳しくは言えないが、俳優が実際に窓の外に経って演技をするという事、スタントも行う為に安全面には万全の配慮を尽くした構造になっていて、その上本物とは見分けがつかないほど細部にこだわった作り、デザインになっている。


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<<映画作るのも命がけだ。安全第一!>>

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<<一つ上の階にあるレストランも貸し切り、そこに長さ30mのクレーンを設置。>>

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<<最高警備の敷かれている州立刑務所で撮影。僕らの撮影の為に囚人を別棟に移動させてくれたらしい。映画一本の為に・・・。撮影中にオレンジ色の囚人服を着た行列が移動するのは、不思議な光景だった。それにしても、囚人はエゲツナイくらいデカイヤツが一杯だった。>>

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<<こちらは、郊外にあるナッソー郡留置所。ここでも撮影の為に、囚人を移動させてくれていた。ありがたや、ありがたや!刑務所も留置所も、とにかく、"シャバ"とは完全に隔離された世界でテレビで見た事のある日本のそれとは、全く異なると言っていいくらい異常な雰囲気・・・。>>

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<<ホテルのロビーで昼間のシーン撮影だが、撮影許可時間が、夜中の12時から朝6時までということで、この日のライティングも大掛かりなものに。通行止めしちゃってごめんなさい!>>

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<<夜中にごめんなさい!>>

ちょっと余談だが、北野武監督が以前、「アメリカ映画でカメラテストというのをやるが、あれは失礼だ」と言っていたのを思い出した。気持ちは凄く分かる、ただ、カメラテストにも、アメリカの場合2種類ある。一つは、キャスティングの為のもので、実際に演技をさせてスクリーン上でどう映るのかを確認する為のもので、北野監督が言っていたのはこの事だと思う。もう一つは、衣装、メイク等を実際に演技をする俳優に施して行うテスト。この際には、数種類のレンズ、いくつか違ったタイプのフィルムを使用して、現像方法も何種類かテストする。これは、フィルムのタイプ、レンズ内のグラスによって肌、メイク、衣装の色が変わる為に、ストーリーに一番最適の組み合わせを探し出す為に行う。メジャー作品ではない、インディー映画でも頻繁に行われる。今回も、主演3人と、ホテルの屋上のセットでテストを行ったが、アメリカ映画の細部に徹底してこだわる制作過程をみて、スクリーンには映らない日本映画との違いを感じる。


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<<脚本、名前が114ページ全てにコピーされているのは、記念の為ではなく、盗作防止のため。残念ながら中はお見せ出来ない!劇場でお楽しみを!ちなみにアメリカ公開は2012年。>>



以下はインターネット上で既にファンやパパラッチによって撮られた写真や記事。

http://imgs.blog92.fc2.com/blog-entry-3194.html

http://samworthingtonfanjp.seesaa.net/article/167915615.html

http://www.collider.com/2010/11/03/drive-man-on-a-ledge-bff-and-baby-set-photos/

http://samworthingtonfanjp.seesaa.net/article/168650481.html

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
この人たちの中でも「リトルダンサー」の映画は強烈に覚えております。このときの少年なんでしょうか?素敵な俳優になっているのでしょうね。。もう一度あの映画を見てみようと思います。映像がすごく素敵で、家族間のストーリーもすばらしかったのを思い出します。
キャスリーンマリー
2010/11/13 22:48

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