"La Lumiere et l'Ombre"

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<<   作成日時 : 2012/11/25 19:37   >>

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日本の皆様お元気でしょうか?NEW YORKはすっかり冬です。春と秋に関しては例年通りですが、今年の秋もあっという間に過ぎたような気がします。

前回の更新より、早約3ヶ月が過ぎてしまいました・・・。現在、NYは映画、TVシリーズ合わせると30本近い作品が撮影中で、尋常ではない忙しさ。NYのユニオン(組合)のメンバーが誰一人残らず、テキサス州、テネシー州、ユタ州等の他州のユニオンの技術者、そして、地元の非ユニオンのメンバーまで借り出すほどの忙しさです。

僕自身は、9月初旬より始まったオドレー・トトゥ主演のフランス映画「チャイニーズ・パズル」を、11月初旬に終え、TVドラマ「ナース・ジャッキー」に直ぐ移った。


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<<『アメリ』のオドレー。今回見ていて思ったのが、独特の美しさがあってどのアングルからでも画になる。後ろ姿でも。とにかく、言葉では表現出来ない美しさが彼女の魅力でした。>>

「チャイニーズ・パズル」撮影風景は以下へ。
http://www.zimbio.com/pictures/9M9QYeyd66E/Audrey+Tautou+Romain+Duris+Set/G_NVnglwn49


<<オドレー主演、『アメリ』のジャン=ピエール ジュネ監督のシャネル N5のコマーシャル。シネマトグラファーは日本人の永田鉄男さん>>


<<シャネル N5メイキング>>

今回俳優陣がほぼ全てフランス人と言う事で、あまり会話する事が無かった。そんな中、一番話しをしたのが、助演のサンドリン・ホルト。日本では、恐らく『24-シーズン5』のファーストレイディーの侍女エヴリン・マーティン役が一番馴染みがあるのではと思う。とにかく明るくて、健康的、そして非常に上品な人。彼女も何をやっても画になる女優さん。お父さんが中国人でお母さんがフランス人と言う事でフランス語も流暢に話せる。見た目はアジア人で、白人ばかりのセットで、個人的に親近感が沸いた。

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<<『24-シーズン5』のサンドリン。>>


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<<『チャイニーズ・パズル』ライティングクルー>>

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今やっている「ナース・ジャッキー」では、Rigging Crew(ライティングの先発隊)のBest Boy(チーフアシスタント)をやっているが、これがまた大変。技術的な事ではない。僕のポジションは、技術的なマネージメントもさることながら、機材レンタルハウスとのやり取り、ロケーションマネージャーとのやり取り、プロダクションとのやり取り、撮影本隊とのやり取り等々、全てやらなければならない。こういった事はそれ程大した問題ではない。今回、一番困っているのが、テクニシャンを集めるのに相当苦労している。NY全体が忙しくて、とにかく人が見つからない。何とか集めても、ユニオンの仕事をやった事無い人達ばかりで、技術的な事を一からではなく、人によってはゼロから教えないといけない。小規模な撮影であれば、若い人に教える事も僕らの仕事、と思えるのだが、マンハッタンのど真ん中を何区画も閉鎖して、何台も大きなクレーンを使ってのライティングとなれば、ある程度の経験が要求されるもの。挙げ句の果てには、疲れてしまい、無断で帰宅する者まで、と散々だ・・・。

そんな中でも、イライラしてもしょうがないので、ある一つの事を常に自分に言い聞かせてやっている。「このとんでもない状況を如何にしてコントロールするか?これだけ複雑な事をコントロール出来ればこの先どんな仕事も出来る!」とにかく、イライラして怒鳴り散らしたり、投げやりになるのは簡単。これも、勉強、勉強。そう思うと気も楽になり、セット全体の流れが自然に見えてくる。

今回、僕を雇ってくれたチーフのジョン・ベグリーは生粋のアイルランド系のおじちゃんで、彼のお祖父さんはユニオンの創始者メンバー。性格はかなりの「短気」(笑)で、筋の通らない事は絶対に許さない、昔気質の人。何度も仕事をしているが、そういう性格もあり、今年は何度も誘われていたが敬遠していた。(笑) ただ、彼とは仕事中はお互い思った事をズバズバ言い合えるので、非常に楽だ。歳は50過ぎ、日本人的感覚からすると、僕なんて生意気なクソガキだ。でも、不思議と彼とは仕事中言い合いになっても、10分もしないうちに、普通になっている。ちなみに言い合うと言っても声を荒げたりするわけではない、少なくとも僕は!(笑) ジョンは僕が知っている年配の人達よりも、他の人のアイデアや考えに凄くオープンで、僕に関して言えば、一番大きなライティングはある程度説明した後は、僕に投げっぱなしで、任せてくれる。僕もこの世界ではまだまだ若手、だからある程度まかされてやって、それが上手く行った時は、当然嬉しいし、何より自信になる。そういう事を考えると、一番僕に適した上司だし、一緒に仕事させてもらって感謝している。

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<<『ナース・ジャッキー』、マンハッタンのフラットアイアン・ビルディング近辺を"占拠"しての撮影。トラック、発電車、クレーンがあちらこちらに。ここを走り回りました、19時間!!!>>


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ジョンに言われて一番嬉しかった事がある。「今の時代、若いヤツはすぐ楽したり、手抜いたりする。でも、俺はウチの爺さんに育てられたし、手抜きなんて許されなかった。だから、今でも手抜きたくても抜けない。リッチ(撮影本隊のチーフのリッチ・ニューマンはジョンの甥っ子)は俺が育てたから、あいつも手抜き出来ない性格。そして、ヨシ、お前も日本人だから手抜きしない。お前も、50、60になった時は若いヤツにそういう事をきちんと教えないといけない。」

ジョンだけでなく多くのアメリカ人には日本人は「真面目、手抜きしない」という好印象を持たれている事を嬉しく感じた。こういう言葉を聞くと日系移民、2世、3世の人達、先人に感謝の念を大きく抱いてしまうし、「あぁ、やっぱり俺は日本人なんだな」、そう感じる。





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コメント(1件)

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おつかれさま^^
オドレー・トトウはやっぱり素敵ですね〜。
CMのシャネルも素晴らしい!
アイアンフラットビルってあの三角のビルだったよね。よく映画に出てくる。絵になるのかな。。

rosy-daisy
2012/11/27 20:29

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